C314 : 生体分子合成室

この部屋は生体分子合成室で、主に核酸及び関連化合物合成を行っている部屋です。

3400 DNA synthesizer / Applied Biosystems

DNA合成機です。これを使って自動でオリゴヌクレオチドの固相合成を行います。多くの場合は、自分で合成した損傷塩基を有するホスホアミダイトを使って、オリゴヌクレオチドを合成することになります。本システムでは、AGCTホスホアミダイト以外に、5〜8番に様々なホスホアミダイトを取り付けて合成することが可能となっています。合成プログラムも我々でアレンジして使っています。 また、当研究室のホームページバナーは、DNA合成機の操作パネルをモチーフに作りました。

高速液体クロマトグラフィー(分析・分取用) / Gilson

Gilson社製HPLCシステムです。合成したオリゴヌクレオチドを分析・分取するために用いられます。当研究室でよく用いられる分離モードは逆相分配、もしくは陰イオン交換で、カラムはオーブンで加熱しながら使用する事もできます。このHPLCには2つのインジェクトバルブがついており、酵素を使った分析と使わない分析でラインを分けるようにしております。一番右側にあるのが、Watersのフォトダイオードアレイ(PDA)検出器で、主に190-800nmの吸収を同時に検出することが可能です。当研究室では利用予約の絶えない人気者です。

XL-1500 UV crosslinker / Spectronics Corporation

15W殺菌灯が6本付属しているUVクロスリンカーです。これを用いて損傷塩基を作ります。

高速液体クロマトグラフィー(分取用) / Gilson

Gilson社製HPLCシステムですが、こちらはPDA検出器がついていないため、主に分取用として用いられております。そのかわり、こちらには2種類のフローセルがあり、合成した量によって、適切なセル長を変える事ができます。ちなみに、写真の右側には、自分が合成した試薬を用いて作ったオリゴヌクレオチドを分取精製している人がいます。うまく合成できているかな?