XXIII IUPAC Symposium on Photochemistry
July 11-16, 2010, Ferrara (Italy)
Oral
July 13 (Tuesday) 17:50~18:10
SO46 “Femtsecond Dynamics
of Electron Transfer Processes in Photoconductive Poly(N-vinylcarbazole)
Amorphous Solid”
Hiroshi Miyasaka,
Tetsuro Katayama, Yukihide Ishibashi, Johanna Brazard, Pascal Plaza, and
Monique M. Martin
Posters
July 13 (Tuesday) 19:00~21:00
P124 “Quantitative
Evaluation of Radiation Force Acting on Macromolecules using Fluorescence
Correlation spectroscopy”
Syoji Ito, Naoki
Toitani, Hiroaki Yamauchi, Hiroshi Miyasaka
July 14 (Wednesday)
19:00~21:00
P325 “Quantitative
Evaluation of Local Temperature near Gold Nanoparticles on Plasmon Resonance
Excitation”
Hiroaki Yamauchi,
Syoji Ito, and Hiroshi Miyasaka
というわけで、行ってきました、IUPAC国際会議in フェラーラ(イタリア)。
といっても、日本にはなじみの無いフェラーラという町、
実は世界遺産に登録されていてルネサンス期を象徴する文化の町の一つなんだそうです。
地理的にはボローニャとヴェネツィアの間に位置していて、
僕たちはボローニャ空港から主催者側が用意してくれたシャトルバスに乗り1時間ほどでフェラーラに着きました。
バスで学会会場の近くまで来るとIUPACの横断幕を発見しました。
学会会場の近辺では歴史的建造物が集中していましたが観光客はそれほど多くなく、のどかな町でした。
学会会場とプレナリーの会場として使用された劇場の写真です。
舞台下の席に加えて上の階にも個室が設けられていて、個室からも質問ができるようにマイクが用意されていました。
宮坂先生の口頭講演。実は宮坂先生の発表の数人前の講演中に停電が発生し、
講演が一時中断するといった前代未聞のハプニングがありました。
口頭講演は大学の教室で行われましたが、停電の規模が大学だけでなく町全体だったみたいです。
というのも学会開催期間中、日本では豪雨で大変だったようですが、
逆にヨーロッパでは猛暑が続き、電力が足らなくなってしまったようです。
復旧するのに時間を要したため、プログラムの変更を余儀なくされポスター発表の時間も
1時間ほど削られてしまいました。この日は停電が2回ありましたが、
それ以降は節電対策が行われたためか何事もありませんでした。
エステンセ城。13世紀から16世紀の間この地を治めたエステ家の居城だそうですが、
今回の学会ではポスター会場として使われました。
冷房が効いていましたが、大勢の人が入り込むとさすがに暑い・・・。
(左)ポスターの前で質問者を待つ伊都先生。
(右)質問者と記念撮影する山内。
何人かの方に興味を持って聞きに来てもらえましたが、
もっと英語を勉強してより深いディスカッションができるよう努力しなければと感じました。
エクスカーションはパドヴァという町からヴェネツィアへと流れるブレンタ川のリバークルーズでした。
船内は学会参加者でぎっしり埋めつくされています。船上からの方が見晴らしが良かったのですが、
日差しがとても強く、長時間座っていたため少し日焼けしました。
船から降りてVilla
Pisaniという貴族の庭園に立ち寄りました。非常に広大な敷地で敷地の半分以上は森でした。
この後、バスでバンケット会場に移動し、イタリア料理を堪能しました。
イタリアでの食事はパスタ、ピザといった定番のものに限らず、どの料理もおいしかったです。
そして食べ物とワインの相性が抜群でした。
今回は初めての海外の国際会議に出席して緊張しましたが、非常に貴重な経験ができました。
最後になりましたが、国際会議に参加するための費用をはじめ海外で貴重な経験をする機会を与えていただいた
大阪大学グローバルCOEプログラム 「物質の量子機能解明と未来型機能材料創出」に感謝いたします。
報告 山内宏昭