4th International Symposium on Photochromism(ISOP)
Arcachon, France, September 12〜15th ,2004.


IL4 "Multiphoton-gated photochromic reactions"
H. Miyasaka, M. Murakami, Y. Ishibashi, S. Ryo, S. Kobatake, and M. Irie


p31 "Vibrational coherence of bis-imidazole derivative BDPI-2Y observed by ultrafast spectroscopy"
Y. Nagasawa, M. Ogasawara, Y. Ishibashi, H. Miyasaka, A. Kikuchi, F. Iwahori, and J. Abe

P32 "Conical intersections, the singular points determining the quantum yield of photochromic reactions"
S. Nakamura, T. Kobayashi, A. Murakami, Y. Asano, D. Guillaumont, A. Goldberg, G. Treboux, S. Yabushita, K. Uchida, H. Sekiya, H. Miyasaka, and M. Irie

P47 "Photochromic reactions of the oxidation polymer film of adiarylethene derivetive"
A. Takata, S. Ryo, M. Saito, S. Nakamura, H. Miyasaka, M. Irie, and K. Uchida


P83 "Multiphoton-gated photochromic reaction in fulgide derivatives"
Y. Ishibashi, M. Murakami, and H. Miyasaka

というわけで、フォトクロミズムの学会に参加するためフランスのアルカションまで行ってきました。朝から晩まで三日間フォトクロミズムばかりですぜ。ちょっとお腹いっぱい…。アルカションはひなびた感じの大西洋側の海辺のリゾートです。「フランスの熱海」って感じ?この学会は以前ドイツで開催される予定だったのに、スポンサーが着かなかったので、延期になったというイワクツキの学会です。次回は2007年カナダという話ですが、無事開催されるのでしょうか?ちょっと心配です。さて、学会報告ですが、英語のnative speakerの参加者が少なかったような…。なんか入江先生のジアリールエテンの1人勝ちでないのか?相変わらず昔懐かしいスピロピランとかフルギトとかのフォトクロミック分子が登場するのですが、研究の進歩は…?フォトクロミズムが本当に盛んだったのは、もっと昔のことだったのでしょう。ナノテクなどの流行りの分野と関連したものも少なかったです。この分野でお金持ってるのも入江先生だけ?なぜか日本人の参加者が多く、ポスター聴きにきた人の半分には日本語で説明しました…。個人的には学会最後の口頭発表の「光をあてるとジャンプする結晶」がおもしろかったです。

さて、ここからは学会以外の写真です。


海岸にたたずむ石橋君です。学会初日受付前に大西洋を見に行きました。アルカションにいる東洋人はほとんど学会参加者です。


第一海猿発見!あまり時間がなかったので、つかる程度でしたが、大西洋で泳ぎました。(石橋君です。)


フレンチギャルをナンパしようとするが失敗!(オバハンやんけ!左でうなだれてるのはわしです。)


で、遊覧船に乗ってみました。後の席のおじいさんの服装がいい味だしてます。


はしゃぐ石橋君。


アルカションの海は入り組んだ入江で、瓦を沈めてカキの養殖をしてます。しか〜し、学会のオープニングミキサーで生ガキが出ましたが、身が痩せてて磯臭かったです。季節外れか?わしは1個食ってやめました。なんかカキはすんごく安いそうです。


「ムール貝うま〜」
しかし、ムール貝はうまかったです。特にプロバンス風に味付けしたヤツが…。メッチャ食った…。


アルカションからバスで行ったところに巨大な砂丘があります。マイナーな観光地なので、地球の歩き方にも紹介されてません。しかし、入江研の人も見に来てました。


砂丘のあっち側は青い海。


こっち側は緑色の松の樹海。


学会のエクスカーションでは、セントエミリオンという古い町に連れてってもらいました。なんでも世界遺産だそうです。しかし、アルカションからバスで1時間半もかかった!


町を見下ろす石橋君。


教会の地下墓地です。カビ臭い…崩れないように柱は鉄筋で外から補強してあります。


ワイン作ってるシャトーで晩餐会。ちょっと緊張ぎみの石橋君。しかし、バンケット終わるの夜の12時ですぜ!ホテルにもどる頃には、深夜1時半をまわっていました。明日朝講演の人はつらいだろうなあ〜。


学会終了後、飛行機と電車を乗り継いで、パリまでもどりました。なぜかシャルルドゴール空港で、自動販売機の使い方がわからず、電車の切符を買うのに1時間かかってしまいました…。


なんとか無事パリ到着。めざすはホテル!


で、共同研究してる青学の阿部研究室と合流してパリ観光。しか〜し、電車のトラブル等であまり時間はありません。ヨーロッパ初めての石橋君にはかわいそうですが、エッフェル塔も凱旋門も遠くから眺めるだけで終わってしまいました…。それでも石橋君は大興奮です。


相変わらず自分が写ってる写真少ないので、阿部さんに撮ってもらった集合写真を加えときます。(2004/10/18)


その日の晩は、エコール ノルマル シュ−ぺリウール カシャン校の中谷先生に御馳走になりました。朝日さんもいます。


んで、最終日はエコール ノルマル シュ−ぺリウール パリ校のMartin先生の研究室を見学しました。写真はアンペア先生の横顔です。なんかキュリー夫人とか教科書に出てくる有名人がたくさん在籍していたそうです。


Martin先生の研究室です。


で、最終日のお昼御飯にはフランス風ミミガ−を食べました。しょっぱい…


というわけで、帰国です。お疲れさま〜。


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