日本化学会第81春季年会(2002)

3月27日午前
S5会場7号館7-321〔フェムト秒反応ダイナミクスと量子制御〕
2S5-05 特別企画 凝縮系におけるコヒーレント振動と電子状態・分子運動相関
(阪大院基礎工)長澤 裕

D5会場 6号館6-420 〔物理化学―物性〕溶液
2D5-15 RISMで計算した溶媒和ダイナミクス:エネルギー緩和ダイナミクスと溶質−溶媒動径分布関数の時間依存性との相関(阪大VBL・分子研・阪大院基礎工)○西山 桂・平田文男・岡田 正

3月27日 午後
D4会場 6号館6-419 〔物理化学―反応〕
2D4-48 インジゴカーミンのS1状態ダイナミクスの溶媒効果
(阪大院基礎工・阪大極限セ)○田栗 亮・松田広久・長澤 裕・岡田 正
2D4-49 ジアリールエテンの多光子吸収による反応制御:一光子吸収過程との比較
(阪大院基礎工・九大院工・CREST)○村上昌孝・林 和秀・宮坂 博・岡田 正・小畠誠也・入江正浩

F1会場 14号館14-101 〔生体機能関連化学・バイオテクノロジー〕
2F1-03 ピロメリットイミド連結亜鉛ポルフィリンダイマーの光励起電子移動
(奈良先端大物質・CREST・大阪大基礎工)○尾関秀謙・小川和也・野元昭宏・小夫家芳明・細田 耕・村上昌孝・宮坂 博・岡田 正

3月28日 午前
D4会場 6号館6-419 〔物理化学―反応〕
3D4-17 ポリマーガラス中における色素分子の吸収端励起蛍光スペクトルによる不均一分布の研究
(阪大院基礎工)○室本崇之・長澤 裕・岡田 正

というわけで化学会の年会に行って来ました。会場はわが母校バカ田大学.....いえ早稲田大学です。ほんとは発表するつもりなかったのですが、岡田先生に講演依頼が来て、「わしゃ、忙しくて行けないからお前代わりに行っとけや」ということになってしまいました。科研費の報告書製作と発表練習でへろへろになりました。今回この講演で初めてスーツ着て発表しました。ちなみに「ネクタイなんて現代のチョンマゲだ。こんなもん百年もしたら誰もしなくなる」というのがわしの持論です。この学会で特筆すべきは北大の山崎巌先生の発表ですかね。アントラセンニ量体で電子コヒーレンスに基づくビートが蛍光異方性解消に現れた!という内容でした。これがほんとだとすると世界でも初めての観測ではないでしょうか?(この論文はすでにJPCの又賀特集号に掲載され、Hochstrasser先生にも誉められたそうです。)今後の発展が楽しみです。27日に早稲田の化学科30周年記念行事についての集まりがあるので出席しろとのことで参加させられました。その後先輩らと飲みにいったのですが、早稲田の居酒屋でレベル低すぎな酔っぱらいに絡まれてしまい、ブルーでした。しかし、予算いっぱいもらってたいした結果出してないとあちこちから批判されるということがよくわかり、耳が痛い学会でした。どうも申し訳ありません。(批判といってもわしが直接言われたのではないので細かい内容は知りません。)でもわしは無理をする気はありませんのであしからず。

 
こうして見ると早稲田ってでっかい大学ですねえ。でも敷地面積としては阪大の方が圧倒的に大きいはずです。左側の写真の中央に写っているのは多分演劇博物館です。サークルが新入生勧誘をやってるなか年会に来たスーツ軍団は浮きまくってました。


大隈重信せんせの銅像と大隈講堂です。この講堂で野依先生の特別講演がありました。当然わしは聞きに行ってません。どもすみません、勉強さぼってばかりで。


夜の歌舞伎町に繰り出しました。中央に見えるのが新宿コマ劇場です。欲望が渦巻いてます。しかし、これだけデカい繁華街でこれだけ安全な町って世界にも類を見ないのではないでしょうか?


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