ここでは、現在使用しているフェムト秒過渡吸収測定装置について、紹介しています。
このレーザーシステムは、二度の引越しをしています。
一度目は、京都工芸繊維大学から、阪大・極限量子科学センターへ。
二度目は、阪大・極限量子科学センターから、基礎工C棟一階(宮坂教授室前)へ。
これだけ大掛かりな引越しを経験しても、レーザーは安定に動いています。
日頃のメンテナンスがいかに、大事かが良く分かります。
それでは、最新情報を…。
実験室の前に、防塵服に着替える部屋を自作しました。
Tsunami RegenをベースにしたデュアルNOPA/OPAシステムです。
つまりチタンサファイアレーザーの再生増幅器(Spitfire, Spectra-Physics)にNOPA/OPAが二つずつぶら下がっています。
話題のNOPA(TOPAS-white, Light Conversion)です。PC上のソフトウェアに必要な波長を入力すると、
自動で波長(500-1000 nm)を変換してくれます。最近の測定は全て、NOPAで行っています。
パルス幅は、サンプル測定位置で、<30 fsです。
OPAは、波長変換の範囲が広くていいのですが、最近の学生さんたちはNOPAを使う方が良いようです。