積分型3パルスフォトンエコーにはコントロールできる時間軸が2つあるので、信号強度を2次元的に等高線プロットすることができます。あまり学術的な意味はありませんが、きれいなので展示しておきます。
オキサジン4/メタノールの信号です。-k1+k2+k3とk1-k2+k3の位相整合条件を満たす方向に現われた2つの信号です。左右対称になっていることがわかります。コヒーレントな分子振動による信号の揺らぎがはっきり観測できます。青い部分が一番信号強度が強い部分です。
スチリル6/メタノールの信号です。この信号には分子振動は現われてません。励起状態の寿命が短いので信号が速く減衰しているのがわかります。
オキサジン750/メタノールの信号です。この分子もあまり分子振動が目立ちませんが、励起状態の寿命は長いです。
ローダミン700/メタノールの信号です。ゆっくりとした(低振動数の)分子振動が現われているのがわかります。
ナイルブルー/メタノールの信号です。ちょっと配色を変えてみました。この時はレーザーの調子が悪かったのか、ノイズがいっぱい出ています。
ナイルブルー/PMMAの信号です。この信号もノイズがひどいです。ステッピングモータのステップサイズが小さ過ぎたかな?