講師:竹谷 純一 教授(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
演題:有機半導体の電荷コヒーレンス
AIの急速な普及を背景として、高性能情報デバイスを支える半導体材料の革新が強く求められています。特に、多数のセンサーとデータ処理用エッジ計算機は、人類が目指す「ソーシャルAI」ともいうべき自律機能社会に必要となるため、低コスト性、製造スケーラビリティ、生体適合性、及び高速計算機能を兼ね備えた半導体材料は、学術的・技術的観点の双方から重要性を増しています。本講演では、こうした目的に合致する新規半導体材料として、頭角を現している有機量子井戸分子の二次元結晶にフォーカスし、弱い化学結合と電荷コヒーレンスを両立することによる電子系のユニークな特徴と、スケーラブルな実用電子材料としての優位性について、報告します。
日時:2026年6月18日(木)15:00~16:30
場所:基礎工学研究科 J棟共用セミナー室
連絡先:基礎工学研究科物質創成専攻機能物質化学領域 福井 賢一(内線6235)